はじめに
こんにちは!資産形成×趣味を発信している現役大学生の風太郎です。
毎週土曜日僕のブログでは本紹介をしています。
前回は「片づけ」という本を紹介しました。部屋が汚い人脳の仕組みから理解しましょう!
前回の本紹介はこちら!
僕の本紹介は資産形成と繋げることができそうな内容を本から抜粋して皆さんと共有することが目的です。
内容を全て知りたいと思う方は実際に自分で手に取ってさらに深く読み込んでみてください。
本の中にはたくさんの知識が詰まっており、何に掛け合わせるかで効果は変わってくると思います。
知識として取り入れたことを資産形成にも応用していきましょう。
孫子の兵法
今回紹介する本は孫子の兵法です!
簡単なあらすじ
2000年以上前に成立したこの本にはあらゆる戦いについての機微が書かれており、戦における勝ち負けの条件や最上の策など、現代の資本主義社会で激しい競争の中生活する私たちにも応用ができる知識が凝縮されています。
ざっくりこんな感じです!
2000年以上の前の典ですが、日本では戦国時代、外国と戦争をしていた時期、そして現代へと、戦の種類は違えど多くの人に愛読されてきた典です。
戦いや競争が起こる時代は古くからなくなりません。そんな中で昔から成功してきた偉人たちがこぞって愛読している書物を現代で生きる私たちに、競争下で生き残る術として自分に取り入れ、これから突入する競争に応用することができたらきっといい立ち回りができるのではないでしょうか?
資産形成と繋げて考えてみよう 5選!!
前述しましたが僕は資産形成をメインに発信しているので、本の内容も資産形成と掛け合わせながら紹介します。
- 戦前の分析を素直に受け止めることが肝要 p28
- 兵力によって敵軍との対し方は変わる p58
- 勝利の第一歩は絶対に崩れることのない守備 p70
- 勢いと力強さが攻撃での二本の柱となる p96
- 軍の移動には細心の注意を払う必要がある p180
戦前の分析を素直に受け止めることが肝要
戦いは気力だけでは勝つことができません。勝つためには合理的な根拠も必要になり、開戦前にはしっかりと相手の情報分析をしつつ、自国の情勢もしっかりと把握しなくては勝つことができません。
算大きは勝ち、算少なきは勝てず
資産形成と繋げて考えてみると、まずは自分の支出や行動パターンを分析し理解する必要があります。
自分が何にお金を使いたいのか、目標金額はいくらなのか、そして自国という名の自分の銀行口座にはどのぐらいの勢力(お金)が待機しているのか徹底的に分析しましょう。
現在自分が持っている勢力により立ち回りやするべきことは変わってきます。
力づくで無理やり全部投資や貯蓄に突っ込むだけでは資産形成は続きません。
算を大きくして自分がいつでもやりたいことのために動けるようにしっかり分析しその結果を受け止めましょう。
資産形成の始めの一歩は自分の家計簿を知ることです。
兵力によって敵軍との対し方は変わる
自国の兵の数が敵軍の10倍で優位なら、敵軍を包囲し、2倍なら敵を分断させるように、兵力によって戦い方は変わってきます。
資産形成の面でみてみると、たとえば収入アップを目指し資格試験という敵を倒しに行く時自国の兵のお金が多い時と少ない時では対し方が変わってきます。
お金があるようでしたら資格スクールに通ったり、いい教材を買い質の高い勉強を心がけることで短期間で合格率も高くなると思います。
それに比べ兵という名のお金が少ない時には中古の教材を使用したり、資格スクールには通わず無料で学べるもの中心で学習したりと、お金がある人よりも時間をかけて学習しなくてはいけないですが同じ土俵には立つことができます。
お金が少ない状態でお金のある人と同じような戦略はできません。
兵(お金)が足りず作戦を実行することができないからです。
どうしたら同じ土俵で敵を倒すことができるか考えてみると良いです。
先ほどの戦前の分析をしっかり受け入れ自分の兵(残金)をみながら戦い方を変えていけたら、今の実力でもしっかりと敵軍を倒すことができるのではないでしょうか?
勝利の第一歩は絶対に崩れることのない守備
孫子は戦の上手なものは、まず自軍を固め敵に勝たせないような体制を整えてからしっかりと相手が弱点を見せるまで待ち、弱点を見せてきた時に確実に勝てるよう攻めるのが戦上手としています。
最初にすべきことは相手の弱点を探すことでもなく、相手を攻撃することでもなく守備を固めるのが鉄則です。
これは資産形成の観点からも言えることだと思います。最初から攻めの攻撃として投資に全部突っ込む人や一気にお金を増やしたくてギャンブルに突っ込む人。
返り討ちにされます。
まずは少しずつ貯金をすることや簡単な資格から挑戦し土台を固めることから始めましょう。
コツコツ積み重ね土台という名の守備固めがしっかりできてからリスクの少ない範囲で投資や難関資格に挑戦するべきです。
資産形成において敵と呼べる相手はいませんが、確実に貯金という守備はしっかりとしておいた方がいいです。
最終的にはリスクのある投資を攻めとして使うと思いますが、返り討ちにあうリスクも当然存在します。
守備が万全であれば再び時期を待ち攻撃することができるのでまずは、急がず守備を徹底することから始めましょう。
勢いと力強さが攻撃の二本柱になる
どんなに強いスポーツチームでも試合の時に集中して、実力を作り出し、実力を一気に出し切らないと負ける場合があります。
勢いと力強さをいつでも瞬時に発揮できるように普段から体制を整えておかなくてはいけません。
そういった意味でも資源や戦略をしっかりと充実させておく必要があります。
資産形成でもこの勢いと攻めは非常に重要です。
特に守りの貯金ができたら勢いよくそして力強くお金という勢力を投資に回しましょう!投資は早い時期に多くの金額で投資しておいた方が早く資産が上昇します。
資産形成においての最強の武器は「複利」です。
いかに早く複利を使って大きな金額を運用できるかが資産を早く増やせるかどうかの鍵ななってきます。
最大火力を早く使えるようにまずは体制を万全にする努力をしていきましょう。
軍の移動には細心の注意を払う必要がある
孫子が言うには、軍の近くに険しい地形がある場所には必ず慎重に周囲を繰り返し捜査せよとあります。
こういった険しい地形にこそ敵兵が潜んでいる可能性が高くなるので何度も詳しく捜査することが重要になります。
これは資産形成でも同じことが言えます。早く資産を増やしたいと思い、通常ではあり得ないほどのリターンがある金融商品をよく知らずに購入してしまう。何の情報商材か調べもせず高い値段で買ってしまうようなことがあると敵兵にやられます。
資産形成で言えば軍の移動とはお金の移動です。何かおかしいなと思ったら納得いくまで調べまくってください。
また第三者の意見もしっかり取り入れ険しい地形を自分1人の判断だけで奥まで進むことは避けてください。
敵兵にしっかり自軍を持っていかれます(笑)
まとめ
今回は孫子の兵法という本の内容を資産形成と繋げてご紹介しました。
僕は読む前は攻めの方が大事だと思っていました。
しっかりとした守備、そして情報収集ができてないと負けるべくして負ける。今後は徹底していこうと思います。
しっかりとした土台ができてからの攻めは非常に強力であることも同時に学ぶことができました。
強力だからこそ、使う時を間違えてはいけないんだと強く感じることができました。
皆さんも孫子の兵法から少しでも考え方を学び自分の生活に取り入れてみてください!
また来週!