はじめに
こんにちは!資産形成✖️趣味について発信している現役大学生の風太郎です。
今回から毎週土曜日の投稿は本紹介をしたいと思います。
僕の最近の趣味の1つである読書を僕自身の習慣にできるように毎週1冊は本を読み、そこからの学びであったり、その知識をどのように資産形成に繋げていくことができるのかを毎週記事にしていこうかなと思います。
前回の英語学習法ではアウトプットがとにかく大事と言いましたが、インプットをする時間も少し必要だと思います。毎週1つでも知識をインプットして自分の人生にアウトプットしてもらえたら嬉しいです。
大学生塾講師が考える英語学習法の記事はこちら
一緒に新しいことを学んでいきましょう。
アリさんとキリギリス
今回紹介する本はアリさんとキリギリスです。
- 簡単なあらすじ
- 印象に残ったこと
- 学びをどのような行動に繋げるか
あらすじ
イソップ物語で有名な「アリとキリギリス」が題材になっています。イソップ物語のアリとキリギリスでは「勤労と貯蓄の重要性」をメッセージとしていますが、この本では「知性の在り方」をテーマに、アリとキリギリスの住み家や仕事に対する価値観、考え方を対比させ、人間の知的能力や思考回路にその価値観や考え方を当てはめ、それらが作り出している人間関係や社会の構造を明確にすることで私たちの社会、働き方に参考となるような内容となっています。
第1章は現代においてアリではなくキリギリスが活躍する時代に移り変わっているのではないかと述べられています。イソップ物語の「アリとキリギリス」では、働き者のアリと怠け者のキリギリスの対比が描かれています。アリの価値観や考え方が正義とされ、キリギリスは悪とされ続けていました。
しかし現代では「知識から思考」「組織から個人」と言うような考え方が普及したため、本書ではキリギリスの価値観や行動は現代において本当に悪なのか、現代においてはキリギリスの考え方も必要なのではないのか、アリとキリギリスが共存することは可能なのか等まとめてあります。
印象に残ったこと
第1章は現代では「知識から思考」へと考え方がシフトしていると述べられています。ここで僕は考え方を改めないとと考えさせられました。
知識から思考へ変化とはAIが発達する昨今において、今後は、今まで通り学校のテストのような知識の蓄えで競争することが重要ではなく、膨大な最新情報を活用しどのようにして新しいもを創造していくかという思考力が重要視されてきていると言うことです。この考えにはとても衝撃を受けました。このままたくさん興味のあることについて勉強しても知識の蓄えではA Iには勝てないんだと、その知識を使って新しいものを創造できる人が生き残っていく世界になったんだと感じさせられました。すごく心がドキッとしました。
本書を読んでいく中で僕はキリギリスの価値観に共感する場面が非常に多かったです。僕自身あまり安定を求めずリスクを取ることが大好きで、規則やルールに縛られながら生活することが得意ではありません。誰かと比べて秀でているという考え方よりも唯一無二の存在としている方がカッコイイと思って生きてきたちょっとイタイ存在です。なのでアリ達のように巣の中での序列を最優先として生活し、横並びの競争を人生の軸とする考え方の人達とはあまり共感し合えることが少なかったです。
本書を読むまで今まで共感し合えなかった理由が何なのか分かっていませんでした。本書を読みその理由を明確にすることができたことで今後はアリ側の視点からも物事を考えることができるようになり、アリの価値観に共感する人達と出会った時にうまく交流することできるようになるのではないかなと感じました。どちらの考え方がいいとかではなくどちらの考えも理解し受け入れることが重要だなと思いました。
学びをどのように資産形成に繋げることができるか
本書でもあるように現代の社会では「組織よりも個人」にシフトしています。この資本主義の現代を生き残るには皆、同じようなことを足並みをそろえてできることよりも、それぞれ個人が何ができるかが重要視されています。アリの横並びの競争下で優劣を決める考え方からキリギリスのような個々にはばらつきがあり、個性を出したがる考え方に少しづつ移行していかなくてはいけないのかなと思いました。
僕のようなキリギリスの考え方に多く共感できた方は、引き続き個性を磨いていきましょう。たくさん失敗を重ねながら成功に辿り着く経験が他の人とは違う武器になり、その武器を多くの人が必要としてくれる時期が必ず来ると僕は信じています。新しく面白いものをたくさん生み出し続けてください。それが人のためになり結果お金になることで資産も多く築いていくことができると思います。それと同時にアリ側の価値観や考え方もしっかり理解しておくことでお互いが気持ちよく共存できるようにしておくといいのかなと思います。
安定思考で会社の序列や自分の肩書きにこだわりが強くある方はアリの考えに多く共感することができたと思います。一昔前であれば多くの方がアリの考え方で生きてきて横並びの競争で結果を出し出世をしてきたと思います。ですが現代では個人に焦点が当て始められたため今までのアリの思考では現代において出世はしにくいのかなと感じます。A Iが出てきたことで皆ができることはA Iに変わってしまうからです。横並びの競争ではなく、唯一無二の自分として自分が得意なものや自分にしかできないものを磨くことのほうが出世に繋がるのではないかなと思います。アリの考え方に共感する人が良いとか悪いとかではなく時代の流れに合わせて思考も柔軟に変化させていくことが重要になると僕は思います。
アリの考えに多く共感した人達は安心しているゾーンから少し抜け出してみるとより成長できるかもしれません。資産形成と繋げるとするならば、リスクを取ることを恐れないで欲しいです。例えば同じ会社でずっとキャリアを積み貯金だけする人にリスクのある投資や全く自分の専門でない資格試験に挑戦してみる事など不快に感じることにもあえて飛び込んでみましょう。きっとその不快感で少し頑張ってみると新しい自分が見えてきてそれが個性になってくると思います。現代では勤勉に働いて貯金するアリよりも、個性があり、何事も自分で物事を解決し貯金だけでなくリスクのある投資も選ぶキリギリスの方が早く資産を伸ばすことができます。キリギリスは飛びます。それがアリからズルと言われても気にしないのです。
お互いの考えを理解しお互いの良いところをマネしていくことで自分の個性を見つけその個性を磨くことができたら社会にも多くの人にも貢献し結果多くの資産を手に入れることができるのではないでしょうか?
「アリさんとキリギリス」内容を詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください
僕と一緒にいろんなことに挑戦していきましょう!
ではまた!